脇汗が臭うのはなぜ?

アポクリン汗腺から出る汗が菌に分解されると臭くなる

脇には、「エクリン汗腺」と「アポクリン汗腺」というふたつの汗腺(汗の出る腺)があります。このうち、「エクリン汗腺」のほうは全身にあり、暑い時などにサラサラの汗が出て体温調節の役割を果たします。一方の「アポクリン汗腺」から出る汗は、性ホルモンの働きや肉中心の脂っこい食事などと大きく関わっていることが分かっています。タンパク質や脂質などを含んだねっとりとした汗で、皮膚に長くとどまります。そのため、肌に存在している常在菌によって分解され、独特のニオイを発生させるのです。
また、アポクリン汗腺」はホルモンの影響を受けやすいことが分かっています。ですから、特に女性は生理や妊娠、出産などの時に、脇のニオイがキツくなることがあります。